【BLOG】ミニシアター文化に触れて
2015/02/14
ご無沙汰してます。秋晴れが清々しくキャンプ日和ですね。今年も残り1ヶ月と、振り返ると今年も色んなところに出かけたなと。ここ最近は少し疲れたというか、あまり遠出する力がなくもっぱら近くでプラプラしていることも多くなりました。暇してんだな〜と同情してくださる方は是非引っぱりだして欲しいところです。ただ遠出しなくなった間にミニシアターに通って映画を見る事にドハマりしてます。今日はそのことについて書いてみたいと思います。
映画なに見たらいいの…
そもそも自分は映画ってあまり見る方ではなく、たまにデートとかで見に行ったりはしていたくらいで見た映画の数も少ない方です。知識もほとんどないので、誰しも一度は経験したことがあるのではないかと思いますが、
みたいな会話にもついていけず、ポツンと隅っこに追いやられているタイプです。ただ旅行に行かなくなってから、どうもインプットが少なくなったというか、創造意欲が出てこない日が続いてしまっていてるので、そういう時は人に会うとか本を読むなど、新しい情報を欲している時なんだろうなと。そうこうして近くのTSUTAYAで映画を借りる生活がしばらく続いていたんですが
とTwitterでツイートしてみたところ、友人からおすすめされたのがNOと聖者達の食卓という映画でした。DVDで面白い映画はないかというつもりで聞いたんですけど、ちょうど上映されている映画だったので 「 どれどれ… 」 と都内で上映されている映画館はどこか調べていたら、ちょうど二つとも上映されていたのが渋谷にあるミニシアター” UPLINK ”でした。結局違う映画を見たんですけどね。笑 で、結局観たというのが「Tom at the farm(トム・アット・ザ・ファーム)」という映画です。
モントリオールの広告代理店で働くトムは、交通事故で死んだ恋人のギョームの葬儀に出席するために、ギョームの実家である農場に向かう。そこには、ギョームの母親アガット(リズ・ロワ)と、ギョームの兄フランシス(ピエール=イヴ・カルディナル)が二人で暮らしていた。
トムは到着してすぐ、ギョームが生前、母親にはゲイの恋人である自分の存在を隠していたばかりか、サラ(エヴリーヌ・ブロシュ)というガールフレンドがいると嘘をついていたことを知りショックを受ける。
さらにトムはフランシスから、ギョームの単なる友人であると母親には嘘をつきつづけることを強要される。 恋人を救えなかった罪悪感から、次第にトムは自らを農場に幽閉するかのように、フランシスの暴力と不寛容に服していく……。 -トム・アット・ザ・ファーム公式サイトより参照
という話です。サイコサスペンスという分野(暴力的な描写があるやつ)なので、すこし目をそらしたくなるシーンもありますが、これが結構面白くて…監督が25歳と同じ歳だということで興味を持ったんですが、監督兼主演という配役も含めて彼のコンプレックスが映画になっているような作品が、ネタバレ評論も含めて後をひいて楽しめる作品でした。(これ以上は語りません)
そう思ってしまってから、予告で放送していた映画も気になってしまい(予告の効果ってすごいです)「365日のシンプルライフ」「ダムネーション」などなど、何度も足しげく通ってしまうようになってしまいました。
ミニシアター文化は衰退しているか
「三軒茶屋中央劇場とともに三茶の映画横町として親しまれてきた同館だが、2013年2月14日に三軒茶屋中央劇場が閉館。三軒茶屋最後の劇場として営業を続けてきたものの、『設備の老朽化や近年の市況の厳しさなど、諸般の状況から長期的な展望の見通しが立たず、誠に残念だが閉館を決定した』という。新橋、三軒茶屋、映画館の閉館相次ぐ タイムアウト東京ブログ」
こんな面白い映画が沢山あるのになんで!と。すごく勿体ないというか、もっと興味もつであろう人は沢山いるだろうなと勝手に思ってしまいます。あの”地方の魅力を伝えるためにどうすれば?”と考えていた時とすごく近いような感覚です。ただ、「こうすれば盛り上がる」みたいな評論をする訳でもなく、個人としてもとても興味深い分野として接点をもっていきたいなと思えた出来事でした。
UPLINKの代表浅井隆さんが興味深いツイートをしています。
大学生がミニシアターを発見している現象が起きている。メジャーとは違った映画をシネフィルではなく新しい世代が発見し観に来ている。配給と劇場の現場で毎日いるからこそわかることだ。映画館の未来は明るい! — 浅井隆 ASAI Takashi (@asaitakashi) 2014, 11月 21
だからこの先面白い流れが起こるんでしょうね。今年開催されていた「FOREST MOVIE FESTIVAL(夜空と交差する森の映画祭)」とか特定の場所がシアターとして、そこにあるというよりも、集まる場所が異なるだけなんだろうな〜と。興味深くこの先も見ていきたい分野っす。
このスタンス続けていきたいと思います。2015年も宜しくお願いします。
参考
Photo by Volker Neumann
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